【31】家族も友達も誰も知らない、もう一人の私がいる・・




講演会』録~⑥              
  
 「親子供にアスペルガー症候群と判明して・・・今、私は」~



また、違ったある日、

またしても私とみどりちゃんとの間に何かトラブルが起きてし

まったらしい・・   


ボールの取り合いをしている場面で、私はみどりちゃんから

ボールを取上げてしまったらしく、みどりちゃんが「キィ~!

キィ~!」とおサルのように私に突進してきたものだから、私

はよけるつもりが反射的にみどりちゃんにまとものボールで

顔面パンチをくらわしたらしい・・ 


しばらく間が空き「ギャ~!ギャ~!」みどりちゃんが泣き出

した。                                 
 
私はその様子をただ黙って見ていたがその後みどりちゃんを

残し、一人家に戻ってしまった記憶だけが今も残る。                  
                                   
 

家族も友達も誰も知らない小学校時代のもう一人の私がいる・・   
 
それは雑木林にノートを持ってゆき、寝そべって秘密の場所で

ノートに向かって語る日々の私。                          
 

けれどこんな私であっても決まって仲良くし、理解してくれる

何人かの友達に恵まれていた。                           
 

年子の兄は隣のクラスで学級委員をしていて常に学年トップの

成績であったため、私のクラス担任はクラスメートの前で私と兄

をよく比較したりするのだが、注意されても私は心の中で(「そっ

か~・・・」)と無反応。 
    
 

私は・・・と言えば好きな勉強しかしない。

社会や理科の実験、図工など・・ 困り果てる担任教師。クラスメー

トからは馬鹿にされる場面も。 




                   

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